会長方針
道徳水準を高め、社会に貢献を。

会長方針

2019-20年度 安芸ロータリークラブ会長 山本 一志

「繋げよう! ロータリーの“わ”」

2019-20年度安芸ロータリークラブ会長 山本一志
山本 一志
 本年度、国際ロータリー会長マーク・ダニエル・マローニー氏は、「ロータリーは世界をつなぐ」をテーマに掲げられました。マローニー会長は、ロータリーの礎は「つながり」であると言われます。ロータリーの歴史は、人と人との「つながり」、地域社会、国際社会との「つながり」を礎に、奉仕を実践し続けた結果、ポリオ撲滅活動等、一定の成果と役割を果たしてきました。
 2710地区ガバナー晝田眞三氏は、「ロータリーの未来を語り、礎を築こう」というガバナー信条を掲げられました。ロータリーの礎は「つながり」であるというマローニー会長のテーマを見据え、「つながり」を強く大きくして、ロータリーという組織をより強固にして、今こそ、未来への確固たる「礎」を築いていかなければという思いを込められたものと理解しました。
 私自身、ロータリーの役割は、人と人をつないで、よりよい関係を作り上げ、互いに発展していけるような環境を創ることだと思っています。
 そのためには、つぎのような3つの“わ”を繋ぐことが大事と思います。
 まずは“話”です。人と話をすれば相手のことを知ることができ、また自分のことを相手に知ってもらうことができます。職業や生活環境が異なる者同士が互いを知るには、まずは話をしなければ何も理解できません。
 次に“和”です。人と話をして互いを知り理解を深めれば、わだかまりや誤解がなくなり、和やかになります。古来、我が国では、「以和為貴(和をもってとおとしとなす)」と、聖徳太子は『十七条の憲法』第一条の冒頭で記しています。新元号「令和」の典拠とされる万葉集以前の時代から現代に至るまで、“和”の精神は重んじられ引き継がれています。“和”の精神をもって、互いに忌憚のない話をして、親睦を深め友情をはぐくむことが、何よりのクラブの原動力に違いありません。
 さらに“輪”です。“輪”とは、各人が所属する組織や集団です。クラブと他のグループ、あるいは他のグループ同士を結びつけ、何かを企画することで、新しい何かを生み出すことができます。その機会を創り出すことは、楽しいし、やりがいのあることです。それこそが、ロータリー活動の醍醐味であるとも言えます。“輪”と言えば、オリンピックの五輪のマークを思い起こします。来年2020年には東京で開催されますが、色の違う輪は五大陸を表し、それらの輪が交わる図柄は、相互の連帯、世界平和を希求する象徴です。
 みなさんと、つながり、交わり、仲良く、楽しみながら、「つながり」を深め、さらに「つながり」を拡げるロータリー活動を通じ、より良い世の中を築き、一人ひとりの毎日の生活が充実していければとの願いを託し本方針とします。
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